もう6割くらい細かい事忘れてますが
IHDC2016参戦報告書最終回です
レインタイヤも入手し準備万端となった#86号
セミファイナルレースが始まります
「予選」はこのセミファイナルのグリッドを決めるためのタイムアタック
このセミファイナルレースの結果で最終的なグリッドが決定します
#86は予選での結果から9番手からスタート
いよいよスタート
スタートダッシュが決まり一気に上位に躍り出ます
さきほどの予選とは打って変わり水を得た魚のように上位に食い込む#86号
次第に集団はバラけ最終的に#86号は#33のカタナの選手と3位争いに
最終周に勝負を仕掛けますが…
一度はインを奪うものの
抜き返されそのまま4位でチェッカー
ファイナルレースのグリッドは4番手に決定します
ピットに戻ってきたマシンを清掃して足回りのボルト類をチェックして燃料を入れてetcetc
ここからファイナルレースまでの時間が長いこと長い事(いろいろな意味で・・・)
私は椅子に座って瞑想しておりました、決して寝ていたわけではありません。
さていよいよファイナルレースです
がんばれ#86号!
各車一斉にエンジンスタートでコースへ
・・・ここまでちょっとしたトラブルはありましたがバイク自体の大きなトラブルはなかった#86号
ですがここにきて、最後の最後にきて
エンジンがかからない
セルは元気よく廻っています、ですがクランキングしてない!
そう、スターターワンウェイが滑っているのです、スゴイ勢いで!
前日の練習走行から予選、セミファイナルと異常なく作動していたスターターワンウェイ
何故今このタイミングで…
セルスタートが不可能と判断し押し掛けを試みますがここで第二の罠が
スリッパークラッチが邪魔をして押し掛けが出来ない
マーシャル様がコースインを待っていてくれていますが
もう今すぐにエンジンがかからなければこのままリタイアになってしまうでしょう
まさに絶体絶命・・しかしここで第3の奇跡が
スピードショップイトウの伊藤社長が駆け寄りアドバイスを!
寸でのところで#86号は息を吹き返しコースへ送り出すことができました
「あのエンジンのスターター滑りは何回も経験あるからね!ワハハ」
本当に助かりました
伊藤社長、待っていただいたマーシャル様、参加者の方々ありがとうございました
これで安心してレースを観戦できま
・・・実はこれでもうひとつ不安材料が生まれていたのです
#86号は発電機能がありません
バッテリーの電力だけでエンジンを点火させています
そうですスターターが滑った時に
思いっきりセルモーターを廻しまくった
果たして残された電力でレースを走り切れるのか?
いよいよスタート
レッドシグナル消灯から一気にスタートダッシュを決める#86号
ここからは凄かった…
怒涛の勢いでトップを奪うとバックマーカーも次々とパスし、
レース中盤以降はほぼ独走態勢を築くTさん劇場状態
ファイナルではもっとペース上げるとは言っていたけれど・・・
もう後半は祈るような気持ちでレースを見ていました
そして・・・
もう言葉はありません、本当に感動しました
北島康介風に言うところの「なんもいえねぇ」です
表彰式でのじゃんけん大会はスタッフ全員一発敗退でした
新品タイヤを手配してくださった高橋商事様
レインタイヤを手配してくださったブリヂストン様と快くレインタイヤを譲って頂いたRSC様
最後の窮地を救ってくれたSSイトウの伊藤社長
大雨の中応援に来てくださったお客様
IHDC主催者様、HSRのスタッフ様、参加者の皆様
全ての方にお礼をお申し上げます、ありがとうございました
「次は17インチクラスかな」
「そうですね、さらに上をねらっていきましょう」
だそうです・・・
私から言いたいことはひとつ
キャラバンのベンチシートでの長距離移動はものっそい腰に来る
以上IHDC2016参戦報告でした
コメント